本の覚書

本と語学のはなし

仕事納め

 今年の仕事はおしまい。
 辞めることを決意した8月頃ほどひどくはないけど、今月も職場では全く気力が湧かない。あと3か月、乗り切れるか。
 一方で、翻訳業が軌道に乗らなかったらどうするか、という不安も感じるようになって来た。しかし、どうするもこうするもない。組織が嫌いで今さら再就職するつもりもないのだし、しようと思ったって口はないだろう。翻訳で何とかするしかないのだ。
 それでも、安定のためだけに身を削り、あるいは鈍感さを纏って肥えていく公務員を続けていては絶対に思い出すことのできなかったことを、思い出しつつある。それが救いである。


 私の書く文章ってなんか翻訳調だなぁということに最近気がつく。
 翻訳の本なんかに載っている訳例が、私には時々訳しすぎと思われるのだが、それというのも、私自身の感覚では直訳でも十分分かるし、もはや自然な日本語ですらあるような気がするのだ。専門ジャンルが違うせいだろうか。*1この感覚はもう少し修正しなくてはいけないかもしれない。
 と、上の文章を書きつつ考えた。

*1:翻訳の本では、話を簡単にするために、それほど複雑でない文章を例とすることも多々ある。そのせいもある。