なれど、歌よむと言はれし末々は、すこし人よりまさりて、「そのをりの歌は、これこそありけれ。さは言へど、それが子なれば」など言はればこそ、かひある心地もしはべらめ。つゆとりわきたる方もなくて、さすがに歌がましう、われはと思へるさまに、最初に…
●山口博『王朝貴族物語 古代エリートの日常生活』(講談社現代新書) 貴族の生活入門。学習参考書で得られる古文常識の知識だけでも『枕草子』等の王朝文学に挑戦することはできるが、もう一歩進めてこういうものを読んでおけば一段と楽しみが増す。それに、…
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