本の覚書

本と語学のはなし

きほんの料理/芝池早苗

 これまで一人で生きていくための、簡単で、一品で完結するようなレシピを探していたが、定番料理の一般的な作り方も知っておくべきだろうと、この本を手にした。
 手抜きなしの正統的な基本料理である。いずれ料理が趣味にならないとも限らないから(なさそうではあるけど)、その時には役立つかもしれない。それまでは、いくつか紹介されている手軽なサイドメニューを試してみるくらいだろう。


 これで家事・家政の特集は終了。今後は必要が生じたら、まずネットで調べる。どうしても欲しい場合にのみ本を買うことにする。
 コンピューターに関しては、もう少しワード、エクセル、必要ならパワーポイントなどを学んでみる。
 それにしても、学生時代、こうした実用書を1冊たりと買ったことがない。まだネットで情報を収集する時代でもなかったから、私は実際的な知識からまるで隔離されたまま生きていたのだ。辛うじて生きのびることができたというだけで、それは生きられた時間ではなかったかもしれない。
 そして、今もなおその後遺症に悩まされているのだ。