本の覚書

本と語学のはなし

大学入試 漆原晃の物理基礎・物理[波動・原子編]が面白いほどわかる本/漆原晃

 ようやく高校の物理に一通り目を通した。最初はこういうやさしい講義口調のものから入るのは悪くはないのだろうし、波長が合うのならこれを徹底して繰り返してもいいのだろう。
 ただ、私はもう少しすっきりとして簡潔な参考書の方が好みである。次は『折戸の独習物理』を読んでみようと思う。こちらは1冊で全分野をマスターできるらしい。


 金属を燃焼させると、それぞれの金属に固有の色が発せられる。花火でも用いられる炎色反応である。化学では単に金属と色とを覚えるだけであるが、物理ではその原理を数式で扱うことができる。
 才能があるか否かは別として、若い頃に数学と物理に目が開かれていなかったのは、不幸なことであった。