本の覚書

本と語学のはなし

大学入試 漆原晃の物理基礎・物理[電磁気編]が面白いほどわかる本/漆原晃

 分かったような分からないような感じで最後まで来てしまった。
 一番の原因は復習をしないことにある。全体の見通しがきくよう先へ進むことを優先している。と言いたいところだが、それが有効であるためには、もっとスピードが必要である。
 老いた脳は、前回のことさえほとんど全て忘れ去る。それなのに、怠けていた時期も非常に長かった。数式の導出過程はおろか、言葉の定義すらあやふやで、どのページに戻ればいいのかさえ見当がつかない。
 それでも、最後まで来てしまうと、なんとなく分かったような気になってしまうのである。


 次は最後の波動・原子編。これはもうちょっとサクッと進めたい。
 本当は同じ参考書を繰り返す方がいいのだろうけど、漆原を終えたら『折戸の独習物理』をやってみようと思う。こちらは1冊に高校物理の基本が凝縮されている。