本の覚書

本と語学のはなし

【ギリシア語】神をほめたたえた【ルカ7:16】

 また語学中心の生活が戻ってきた。
 何度か休止している漢文も、今は復活している。


 ルカ7章16節。ナインでイエスが死んだ若者を復活させたときの様子。
 日本語訳はフランシスコ会訳である。久し振りに「聖書で聖書を読む BbB---BIBLE by Bible」を見たら、フランシスコ会訳が追加されていたので。

ἔλαβεν δὲ φόβος πάντας καὶ ἐδόξαζον τὸν θεὸν λέγοντες ὅτι προφήτης μέγας ἠγέρθη ἐν ἡμῖν καὶ ὅτι ἐπεσκέψατο ὁ θεὸς τὸν λαὸν αὐτοῦ.

人々はみな恐れを抱き、「偉大 な預言者が、わたしたちの間に現れた」とか、「神がその民を訪れてくださった」と言って、神をほめたたえた。


Fear and profound awe gripped them all, and they began glorifying and honoring and praising God, saying, “A great prophet has arisen among us!” and, “God has visited His people [to help and care for and provide for them]!”

 最近、英訳は欽定訳(KJV)とアンプリファイド訳(AMP)を参照している。
 AMPは『詳訳聖書』として新約だけ翻訳されたこともあるようだが、今では入手困難だし、旧約は含まれないし、どのみち重訳であるし、版を重ねて英訳自体も大分変化してきているようだ。高いお金を出して古本を買うものではないだろう。
 日本語では詳訳とされている。原語の持つ意味を羅列したり(例えば、単に「恐れ」ではなく、「Fear and profound awe」。イタリックが使われているのは、その部分は原文にはないから)、敷衍して説明を加えたりしている([to help and care for and provide for them])。厳密な学問的増幅と言えるかどうかは知らないが、と言うより、多分に神学的解釈を読み込んでいる場合もありそうに思われるが、今のところけっこう面白く読んでいる。
 なお、「began」を補っているのは、動詞の時制が未完了過去であるからと思われる。未完了過去と来れば岩波訳は直ぐに「~し始める」と訳すが(ここでも「彼らは神を賛美して言い始めた」)、その是非はともかくとして、イタリックにしている分だけAMPの方が誠実かもしれない。


Und Furcht ergriff sie alle, und sie priesen Gott und sprachen: Es ist ein großer Prophet unter uns aufgestanden, und: Gott hat sein Volk besucht.

 ドイツ語訳(ルター1984)も参照している。
 ドイツ語はもう原典講読の際に参照するだけにとどめておくか、それとは別に単独で通読を目指すのか、ちょっと悩んでいる。


【家庭菜園】
 昨日の作業。
 雨が降らず、これから先も晴れが続くので、珍しく水やりをする。せっかくなので、昨年買って大量に余っている液肥を使ってみる。


 Dのコマツナを収穫し終える。虫害を心配していたが、大きく成長してくれた。
 サニーレタスはまだまだ収穫できそうだ。
 同じ畝にキュウリを播種。ポットで苗も作っているのだが、どうしても徒長してしまう。直播きを試すことにした。キュウリが育ってきたときに、サニーレタスを強制終了するのかどうか悩ましいところ。


 Gに播種したオクラが発芽した。大きくなるまで時間がかかるから、無事育つかどうか分からない。
 その直ぐそば、セルトレイの土を捨てたところから、ラッカセイが芽を出し始めた。これは育たないだろうけれど、暫く様子を見る。


 5月18日に定植したトマトとキュウリは、実をつけ始めた。収穫まではまだもうちょっとかかるだろう。


【筋トレ】
 2種目追加する。ハンマーカールとリアレイズ。
 3分割はそのままだが、種目の組み合わせを変える。


 肩のヴァリエーションとして、ショルダープレスの代わりにアーノルドプレス、普通のサイドレイズとリアレイズの代わりにライイングのリアレイズとサイドレイズのコンパウンドセットを、時々行う予定。