本の覚書

本と語学のはなし

ヘンリー五世/ウィリアム・シェイクスピア

 内乱は終わり、ヘンリー五世の目はフランスに向けられる。かつてエドワード三世が要求したフランス王権を、再び自分の権利として主張するのである。百年戦争が再燃する。
 フォールスタッフはセリフの中にしか出てこない。彼の仲間たちは登場するが、あまり喜劇的な要素はない。バードルフもニムも首をくくられて終わる。クイックリーは病気で死んだらしい。ピストルも上官に殴られすごすごとフランスから逃げていく。ヘンリー五世自身の内で、遠ざけられ、殺され、死滅し、退散した何かを象徴しているかのようだ。
 英雄であるかもしれない。英雄となるために拒絶するべきものだったのかもしれない。だが何か欠くべからざるものを欠いてしまったようにも思われる。


【家庭菜園】
 昨日、仕事帰りに土手の雑草を採集する。これではまだ足りない。何度も草集めをすることになるだろう。
 帰宅して食事を済ませてから、苗を購入しに出かける。萎れたり、病気にかかっている苗が多くてびっくりする。選定に時間がかかった。


 今日、苗を定植する。植える前に暫くストチュウに浸す。
  A モロヘイヤ 1株
  B 中玉トマト 2株  ミニトマト 2株
  C キュウリ 2株  ゴーヤー 2株
  B、C、Dの畝裾 マリーゴールド 各1株(Cの苗は購入したもの)
 株周りに土手で採集した雑草を敷く。藁の色に支配されていた畝が、ようやく緑色を帯びてくる。
 サルビアは発芽しないのでもう諦めた。


 その他の今日の作業。
 セルトレイでツルムラサキの育苗を開始する。
 Aにシュンギクの種をまく。
 Aの場所を空けるため、まだ小さなコマツナを摘む。勝手に生えてくるアスパラガスを除けば、これが今年初めての収穫である。


 今後の予定。
 Cにエダマメ、BとCにラッカセイ播種。
 B、C、D、Gなどの株間に、ポット育苗の葉ネギ定植。
 Aに場所が空いていたらオクラ播種。
 エンサイ(クウシンサイ)をセルトレイ育苗。
 セルトレイのツルムラサキをポットに鉢上げ。
 Dにキュウリとラッカセイ播種(ともに直播きの予定)。
 タマネギ収穫後、畝を立て直して2本にする。
 新しい畝Eにツルムラサキ定植、つるなしインゲン播種(直播きの予定)。
 新しい畝Fにエンサイ定植。
 E、Fの畝裾にマリーゴールド定植。
 夏以降、空いた場所で栽培するかもしれないのは、ニンジン、ダイコン、カブ、葉ネギシュンギク、サニーレタス、ホウレンソウ、コマツナチンゲンサイなどのアブラナ科葉菜類
 秋、エンサイが終わったらタマネギ定植。


 トマト、キュウリ、ゴーヤーの数が適当かどうか、今年栽培してみて判断する。減らすようなら、来年以降の作付け計画は大幅に変更される。
 ラッカセイは今年はお試し。今後の定番になるかどうかは分からない。
 サツマイモは栽培しないことにした。ツルが伸びすぎて、狭い畑では持て余す。残渣処理にも困る。
 今後の課題。育苗の範囲を広げて、畑を最大限に活用するべきか。苗を購入せず、全て自分で育苗するべきか(これは無理だろう)。ハクサイ、キャベツ、レタスなどの結球野菜やブロッコリーなどにも挑戦するべきか。自家採種するべきか。