本の覚書

本と語学のはなし

購入3-6

書物としての新約聖書

書物としての新約聖書

 田川建三『書物としての新約聖書』。新約聖書のなりたち、言語、写本、翻訳についての入門書。
 私がキリスト教を学ぶという時、主として聖書学と教会史を指しているのであって、その二つの重なり合う領域が私にとっては最も興味をそそる。いかなる信仰を持つにしろ持たないにしろ、ドグマから解放し純粋に学問の対象として眺める時、それが私にとっては最も刺激的である。この本は私の聖書となるかもしれない。