本の覚書

本と語学のはなし

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 今回は全て古本で購入。

標音唐詩三百首 (3)

標音唐詩三百首 (3)

  • 発売日: 1993/11/01
  • メディア: 単行本
李賀詩選 (岩波文庫)

李賀詩選 (岩波文庫)

  • 作者:李 賀
  • 発売日: 1993/12/16
  • メディア: 文庫
 
 田部井・菅野注『標音唐詩三百首』。これ一冊に『唐詩三百首』が全部入っている。内容は返り点つきの原詩、ピンイン、ごくわずかな注釈のみ。添え仮名、ルビ、読み下し、日本語訳などは一切ない。飽くまで「標音」のための本である。現代音朗読のためには、このすっきりした体裁がありがたい。内容をしっかり理解したい場合には、東洋文庫版を併用すればよい。
 黒川洋一編『李賀詩選』。先日東洋文庫の『李賀歌詩編』全三冊を入手したが、先ずはこちらの読みやすいアンソロジーから。
 一海知義河上肇詩注』。明治以降にも漢詩を作る日本人は多くいて、乃木希典夏目漱石永井荷風などが有名だが、一海知義は一貫して河上肇の詩を推しているらしい。河上肇日本語の詩ならちょっと読んだことがある。今後注意してみなくてはならない人かもしれない。

 本とCDの仮借なき整理。これほど見限るものがたくさんあるというのに、恐らく五年後にはさらに私の多方面への可能性は閉ざされ、さらに思い切ったリストラを断行するであろうのに、ヘブライ語を学んでみたくて仕方がない。