本の覚書

本と語学のはなし

『英文の分析的考え方18講』


●古谷専三『英文の分析的考え方18講 英文解釈「古谷メソッド」完結篇』(たかち出版)
 長文というほど長くはない18の文章を集め、薬袋の師匠らしくとびきり詳しい解説をほどこして、精読とはどういうことか徹底的に教えてくれる。私も細かいことにまで敏感になっているつもりでいたけど、まだまだ修行は足りなかった。
 詩を扱ったり、いたずらに難しい構造の文章を取り上げたり、決して受験生向きの参考書ではない。英文科の1年生あたりが読むといいのではないかと思う。*1