本の覚書

本と語学のはなし

『英語 自由自在(中学用)』


◎『英語 自由自在(中学用)』(受験研究社)
 初めは丁寧に読んでいたが、途中から流す。どうやって教えればよいか大まかにイメージできたので、それでよしとする。


 学生時代に塾講師のアルバイトをしていたことがある。研修も受けずに自己流で教えていた。全く理解を示さないクラスもあれば、全員がめきめきと力を伸ばすクラスもあったが、それに分析を加えるでもなく、同じような授業を続けていた。今思えば随分いい加減な商売だった。


 病院の事務員をやめたときは塾講師になるつもりであった。ちょうど個人指導の塾に求人があったので応募してみたが、高校に至るまで全教科を教えることができるかと訊かれてできないと答えたら、不採用になった。無理無体な要求に加えて、やたらに「キャッシュ」を連発する社長も鼻についていたので、不採用でよかった。その後公務員になったのは、たまたま市の広報紙で採用年齢の上限引き上げを目にしたからである。
 今でもあの塾の求人を見かける。現在では県外にも進出し、本部は首都圏に移転したらしい。しかし、再び応募する気にはなれない。

中学自由自在英語

中学自由自在英語

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