本の覚書

本と語学のはなし

Schön ist die Jugend


 『善悪の彼岸』から『資本論』へ、そして、いつの間にか『青春は美わし』に戻っている。何であれ、ドイツ語が続いているのであればよしとしよう。
 引用したのは、「私」が久し振りに帰郷し、母親と向き合っている場面。一文目の主語は母親である。翻訳は新潮文庫高橋健二のもの。

Und dann fragte sie nach meinen Kleidern und meiner Wäsche, denn in den letzten zwei Jahren hatte ich mich selber vorsorgt und nichts mehr zum Waschen und Flicken heimgeschickt. (p.14)

それから私の着物や下着のことを尋ねた。というのは、この二年間、私は自分の身のまわりは自分でととのえ、せんたくや、つくろいのために、何もうちに送り返すことをしなかったからだった。(13頁)


 かつて独身男は、家を出ても、洗濯とか繕いのために衣類を実家に送っていたのだろうか?


 普段はほとんど見ないスポーツに関して二つ。
 昨夜は世界陸上を見た。ボルトではなくて、女子の走り高跳びを見るため。小学校の時、陸上大会が近付くと走り高跳びの選手として召集されていたのだ。
 県の代表が甲子園でベスト4に進んだら、ニュース速報が流された。