本の覚書

本と語学のはなし

『読書は1冊のノートにまとめなさい』 〔10〕


●奥野宣之『読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション,2008年)
 本を読みっぱなしにしないためのインストール・フローとして、探書リスト作成、指名買い、マーキング、読書ノート作成、探索テキスト作成*1という手順が紹介されている。しかし、著者は読書も他のメモも全て1冊のA6ノートに書き込むわけだから、そのノウハウを詳述した『情報』の方を読んでおけば、こちらは必要ないかも。


 マーキングと読書ノートについてだけメモしておく。
 付箋2枚用意。いいと思った個所は角を折る。読むのに飽きたら付箋Aを貼ってしおり代りにし、角を折ったページに戻って線を引く(黄色のダーマトグラフ使用)。線を引くのに飽きたら付箋Bを貼り、付箋Aに戻って読書を再開する。
 読了したら(直後でなくてもいいが)、これを「ねぎま式」にノートに落とし込む。●印を付けて引用し(自分にとって重要な内容)、☆印を付けてそれに対する感想を書く(その本で発生した自分の考え)。


 一番面白かったのは最後のグッズ紹介。
 平置本棚(サピエンス)という積読派にとって夢のような本棚が存在することを初めて知った。制限時間内に効率的に読むにはキッチンタイマー、体に負担をかけないためには岡村製作所のOAチェアなど、欲しくなるものばかりだ。


 ところで、このところ異常に肩が凝るのだけど、本を読む習慣が戻ったのと関係があるのだろうか?

*1:現在はテキストエディタではなく、エクセルを使っているそう。