本の覚書

本と語学のはなし

英詩


 奥野宣之の本と一緒に図書館で借りたのは、阿部公彦『英詩のわかり方』(研究社)と松浦暢『英詩の歓び』(平凡社ライブラリー)。
 ため息をつきながら見比べている。採用されている詩の数からいえば『英詩の歓び』。ていねいに英詩の世界へと誘うのは『英詩のわかり方』。先ずは『英詩のわかり方』を買ってみようか。
 学生時代、教養の英語の授業でワーズワースやコールリッジの詩を読ませるイギリス人教授がいた。毎年同じことを同じように語り、同じタイミングで同じジョークを飛ばす。留年したおかげで、そんな思い出がある。