●保田隆明『投資銀行青春白書』(ダイヤモンド社)
M&Aを投資銀行の内側からの視点で描いている。軽い小説仕立てになっているので読みやすい。
職場の様子は著者の個人的な理想の反映であるらしいが、それは実にくだらないものである。したがって、小説としての価値など全くない。経済小説としても多分だめだろう。物足りないので、黒木亮『巨大投資銀行』(ダイヤモンド社)を図書館から借りてきた。ただ、こちらは上下二冊でページは二段組。明らかに下巻の方がきれいだから、読み通せなかった人も多いのだろう。取り掛かるかどうかは明日決める。今日決めないのは、夜は『感情教育』に専念するからだ。