本の覚書

本と語学のはなし

代休


 18日振りの完全オフ。トータルで15時間以上寝た。


 斎藤慶典『レヴィナス』を少し読む。《私とは「世界‐内‐存在(être-en-monde)」ではなく、「(他者によってその存在を)疑問に‐付された‐存在(être-en-question)」(DI/320)だ、というのだ》(177頁)。ふむふむ。
 しかし、まだ脳が完全に覚醒してはいない。こんな時は外国語に頼るのが一番いい。安西徹雄『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫)を読み始める。英文法の枠組みを利用して、翻訳術を組織的に教授しようという試み。*1最初に書いてあるのは、①原文の思考の流れに忠実であること、②そのためには、原文を解体して形式の背後の思考の流れを読み取ること、③それを、日本語の本来の構文に再構成すること。翻訳というのは、最後は日本語の力である。
 久し振りに『Ally McBeal』を見る。もう何年も前にDVDを揃えたのだが、未だに第4シーズンの半ばまでしか到達していない。


 今日の写真は、外に出るのが面倒臭くて、家の窓から撮ったもの。

*1:文法のテキストとして、江川泰一郎『英文法解説』(金子書房)が指定されている。