本の覚書

本と語学のはなし

『英語のくわしい研究法』


◎古谷専三『英語のくわしい研究法』(たかち出版)
 学習参考書で自分の知識や実力を伸ばす段階は終わって、今は人に教えるためのヒントを得るべく読むのだと考えていたが、とんでもない思い上がりだった。
 古谷は薬袋の師匠であり、構造把握の方法論の先駆けでもあるが、今なら薬袋を読んだ方が、よく整備されているし、ビジュアル的にも分かりやすくなっている。*1しかし、古谷の真骨頂はまた別のところにあった。
 一つひとつの言葉の意味や働きにこだわり、なぜこの形であって他の形ではいけないのかまで検討するのである。その徹底的な精読には舌を巻くしかない。こんな解説はちょっと見たことがないように思う。


 後半の品詞解説はくどすぎるので読まなかったけど、幸い古谷の本はもう1冊持っている。またしばらく精読の極意を学ぶ。

英語のくわしい研究法

英語のくわしい研究法

『これが正しい!英語学習法』


斎藤兆史『これが正しい!英語学習法』(ちくまプリマー新書
 王道の英語学習法。
 私も音読と作文の訓練はしなければいけない。単語力もまだまだ足りない。今から自分で単語帳を作る気力はないけど、少しレベルの高い単語集を1冊暗記するくらいのことはしておこう。

肝心なこと


 昨日、万が一某所に採用になった場合に懸念されることを書き連ねたが、肝心なことを書き忘れていた。
 果たして私にその仕事をする能力があるのか。英語を教える仕事なので全く能力がないわけではないと思うのだけど、塾とは違って研修などなさそうだし(だからある程度の経験が応募条件になっている)、決まったテキストがあるかどうかも分からないし(教材開発にも熱意があることが望まれている)、どうなることやら。
 一応面接対策も考えておこうと思う。今回は無駄な努力に終わるかもしれないが、次回以降の応募には時間的な余裕がない場合もあるだろう。私のように履歴が汚れきっていると、想定しておくべき質問もたくさんあるのだ。