１０月に読んだ本 (1) 旧約聖書Ⅱ 出エジプト記・レビ記／旧約聖書翻訳委員会訳 (2) 祈りの世界／O. ハレスビー (3) 新共同訳 ハーフボリュームバイブル (4) 人と思想7 イエス／八木誠一 (5) トマスによる福音書／荒井献 (6) 古代オリエントの宗教／青木健 振…

古代オリエントの宗教 (講談社現代新書)作者:青木 健発売日: 2012/06/15メディア: 新書▼ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を形成したパレスティナの聖書ストーリーは、古代オリエントにおいて、正統的、規範的なそれとはまた違った発展を見せた。▼この書で扱…

トマスによる福音書 (講談社学術文庫)作者:荒井 献発売日: 1994/11/02メディア: 文庫▼ナグ・ハマディ文書の一つ。エジプトで発見されたグノーシス主義の文献である。 ▼『トマスによる福音書』はコプト語で書かれており、グノーシス主義的な編集を受けてはい…

イエス (センチュリーブックス 人と思想 7)作者:八木 誠一メディア: 単行本▼史的イエスについては、その生涯を跡付けることはほとんどできない。しかし、その思想はかなり正確に抽出できる、という立場。 ▼そのイエスの思想というのが、かなり抽象的な実存主…

聖書(新共同訳 NI55HV ハーフボリュームバイブル)発売日: 2013/06/01メディア: 単行本▼B6版だけどかなり薄くて、持ち運びに便利。しかし紙が薄い分、湿気にはだいぶ弱いようで、手が多汗症という人には薦められない。 ▼主に職場で読んでいた。通読の難しい本…

森鴎外 椋鳥通信(上) (岩波文庫)作者:森 鴎外発売日: 2014/10/17メディア: 文庫▼森鷗外『椋鳥通信（上）』（岩波文庫）。池内紀の編集と注。全部で3冊になる予定。 ▼鷗外による海外ニュースの翻訳紹介である。 クリスマスの起源作者:O. クルマン発売日: 2006…

The History of the Church: From Christ to Constantine (Penguin Classics)作者:Eusebius発売日: 1990/03/01メディア: ペーパーバック▼エウセビオスの『教会史』。イエスからコンスタンティヌス帝時代までの歴史を扱う。邦訳も出ているが（山本書店や講談…

祈りの世界作者:O. ハレスビーメディア: 単行本▼無力な人だけが本当に祈ることができる。 ▼祈りの根本法則とは、神のみ名があがめられるようにと定められ、導かれるということ。 ▼祈りの形態には、求める祈り、感謝の祈り、賛美、会話、ことばにならない祈り…

Jewish Antiquities (Wordsworth Classics of World Literature)作者:Josephus発売日: 2006/01/05メディア: ペーパーバックThe Great Roman-Jewish War作者:Josephus, Flavius発売日: 2004/04/22メディア: ペーパーバックThe Jewish War: Revised Edition (P…

旧約聖書〈2〉出エジプト記・レビ記発売日: 2000/04/17メディア: 単行本▼案外とレビ記好き。編集仮説の注はあまりに煩わしいので、飛ばしてしまったが。 ▼浄罪の供犠の解釈の一つ。奉献者は犠牲獣の頭に手を押し付け、自分の罪を犠牲獣に移す。次にこれを屠…

９月に読んだ本 (1) 使徒教父文書／荒井献編 (2) 人と思想75 カール＝バルト／大島末男 (3) Who is Jesus ?／J. D. Crossan & R. G. Watts (4) Swimming Pool／François Ozon (5) 今日のカトリック神学／教皇庁教理省国際神学委員会 (6) イエス・キリスト／…

イエス・キリスト (1966年) (三一新書)作者:土井 正興発売日: 1966/12/07メディア: 新書▼イエスの運動には、ゼーロータイ的側面を持った民衆とバプテスマ的傾向を持った民衆とが参加した。イエスは平等を説き、その間の矛盾を埋めようとしたが果たせず、結局…

Der Schatten des Galilaeers. Sonderausgabe: Jesus und seine Zeit in erzaehlender Form作者:Theissen, Gerd発売日: 2004/01/12メディア: ペーパーバック タイセンの『ガリラヤ人の影』。チャールズワースの『史的イエス』では、この本は以下のように紹介…

▼インターネットに接続できない事態発生。プロバイダを変更せざるを得なくなる。世の中、ずぼらな人間たちのつけをそうでない人たちが払うように出来ている。 ▼しばらくブログは読了本の書誌情報をアマゾンから引っ張るだけにする。コメントはつけるとしても…

今日のカトリック神学――展望・原理・基準作者:教皇庁教理省国際神学委員会発売日: 2013/03/16メディア: 単行本（ソフトカバー） カトリックは面倒くさい。

Swimming pool作者:Francois Ozon発売日: 2003/05/15メディア: ペーパーバック

Who Is Jesus?: Answers to Your Questions About the Historical Jesus作者:Crossan, John Dominic,Watts, Richard G.発売日: 1999/10/01メディア: ペーパーバック 疑問もあるけど、面白かった。

カール・バルト (Century Books―人と思想)作者:大島 末男メディア: 単行本 教会の外ではおよそ通じないだろう言語で書かれている。

使徒教父文書 (講談社文芸文庫)発売日: 1998/03/10メディア: 文庫

Swimming pool作者:Francois Ozon発売日: 2003/05/15メディア: ペーパーバック スタンダール『赤と黒』の第一部がようやく終わった。このところずっと、読書として意味を成すような分量を読んでこなかった。これではいけない。 気分転換に、フランソワ・オゾ…

８月に読んだ本 (1) 図説 本の歴史／樺山紘一編 (2) イエスとその時代／荒井献 (3) 旧約聖書Ⅰ 創世記／旧約聖書翻訳委員会訳 (4) はじめて読む聖書／田川建三ほか (5) 新約聖書Ⅰ マルコによる福音書・マタイによる福音書／新約聖書翻訳委員会訳 振り返る８月…

新約聖書〈1〉マルコによる福音書・マタイによる福音書発売日: 1995/06/09メディア: 単行本 いずれも佐藤研訳。 原文の現在形は、いわゆる歴史的現在と思われるところでも全て現在形で訳している。どこでもよいが、たまたま開いたところを例に取ってみる。マ…

はじめて読む聖書 (新潮新書)作者:田川建三ほか発売日: 2014/08/11メディア: 新書 読み応えがあったのは内田樹と田川建三くらいかな。 元来雑誌の特集だったから仕方のない面もあるけど、それぞれの分量がちょっと少なすぎるし、大半はインタビューをもとに…

The Historical Jesus (Essential Guides)作者:Charlesworth, James H.発売日: 2008/01/01メディア: ペーパーバック James H. Charlesworth『The Historical Jesus』（Abingdon Press）。新しいからというので買ってみた。恐らく先行する史的イエス研究に対…

旧約聖書〈1〉創世記発売日: 1997/03/05メディア: 単行本 岩波の聖書翻訳委員会訳を通読することにした。分冊版なので、分厚い合本に取り組むのとは違い、普通の読書と同じ感覚。挫折しにくいかもしれない。 委員会訳ではあるが、個々の文書の訳者は明示され…

イエスとその時代 (岩波新書)作者:荒井 献発売日: 1974/10/21メディア: 新書 ボロボロになった古本。たぶんカトリックの人の書き込み（イエズスの表記がある）と線。前の所有者はどのようにこの本を読んでいたのだろう。恐らくはその人が亡くなった後に、こ…

今月はほとんど休みがなくて碌に本も読めない。しかし、仕入れだけはしてしまう。 和書はできるだけ職場で読もう、家でのメインの読書は英語（とドイツ語）に切り替えよう、と思い立ったのだが、さてどうなることか。これまでも幾度か試みて、すべて失敗して…

ギリシャ語聖書 The Greek New Testament: With English Introduction/flexible (Greek New Testaments)発売日: 2001/09/01メディア: Vinyl BoundTextual Commentary on the Greek New Testament作者:Metzger, Bruce M.発売日: 1994/06/01メディア: Imitatio…

トピック「本好き」に参加してみる。 ■本好きへの100の質問 001-020 001. 本が好きな理由を教えてください。 一番厄介な質問なので、全部回答した後でまた戻ってきた。けれど、あまり上手い答えも見つからない。ただ、本を読む理由は、大体において次の3つの…

図説 本の歴史 (ふくろうの本／世界の文化)発売日: 2011/07/08メディア: 単行本（ソフトカバー） 今月は仕事のシフトが厳しくて、思うように本が読めないし、外国語も学べない。 最近のニュースといえば、岩波の聖書翻訳委員会訳で新約と旧約の通読を始めた…