本の覚書

本と語学のはなし

2014-03-07から1日間の記事一覧

「がてに」と「かてに」

古今集の「がてに」 桜散る花のところは春ながら雪ぞ降りつつ消えがてにする 承均そうく法師(春歌下75) 『古今和歌集』からの引用。「桜が散る花の場所、そこは春でありながら雪が降っていて、しかも消えにくそうにしている」という意味の歌である。散る桜…