若君も、あやしと思して泣いたまふ。少納言、とどめきこえむ方なければ、昨夜(よべ)縫ひし御衣どもひきさげて、みづからもよろしき衣着かへて乗りぬ。(若紫22) 姫君もわけの分らぬ気持ちでお泣きになっている。少納言〔女房〕は、もうお止め申すすべもな…
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