本の覚書

本と語学のはなし

2012-06-10から1日間の記事一覧

『第三の嘘』

●アゴタ・クリストフ『第三の嘘』(堀茂樹訳、ハヤカワepi文庫) 国境を超えたリュカは、双子の兄弟のもう一方の名を名乗りクラウスとして生きていく。自分の過去をノートに書き綴る。事実を書くのではない。あって欲しかったように書く。リュカの一人称で綴…