本の覚書

本と語学のはなし

【振り返り】2022年8月

【読書・語学】
フランシスコ会訳聖書。申命記、マルコによる福音書を終え、現在は箴言
▼何も捗らない。ドイツ語とラテン語は、聖書原典講読の際に、翻訳を参照するだけにした方がいいかもしれない。涼しくなれば考えも変わるかも知れないが、年間の半分以上は不調なのだから、自分の能力を過信するべきではない。


【筋トレ】
▼久し振りに筋トレを再開。
▼メニューは、カーフレイズ、ブルガリアンスクワット、ダンベルカール、サイドレイズ、ベントオーバーロー、ダンベルプレスのみ。各1セット。
▼肩がまだ万全ではないため、ダンベルはかなり軽めである。ベントオーバーローとダンベルプレスは、筋肉に効かせるというより、肩の可動域を広げるためのリハビリである。


【家庭菜園】
▼時系列
7日  育苗:九条太ネギ
9日  終了:エダマメ
23日  播種:ダイコン、カブ、シュンギクカラシナ  終了:ササゲ
24日  定植:九条太ネギ  終了:大小トマト
31日  片付け:ササゲ、大小トマト  播種:ダイコン


▼初めての試みとして、九条太ネギを育ててみることにした。上手くいけば、種まきは最初の1回だけで、あとはネギの再生能力、分けつ能力を利用して、半永久的に栽培できるものらしい。
▼ダイコン、カブ、シュンギクカラシナの種をまく。


▼エダマメは今年初めて苗を作ってみたが、明らかに収穫量が増えた。
ツルムラサキ、エンサイ、モロヘイヤ、ササゲは元気がよい。ツルムラサキはほとんど毎日食べている。
▼先月はあまり収穫できなかったゴーヤだが、今月に入ってどんどん実が成る。大量に採れた時には、佃煮が出てくる。


▼キュウリは8日の収穫が最後だと思う。キュウリとゴーヤーは同じ場所で育てている。7月と8月で主役が入れ替わるようである。
▼ササゲとトマトは早めに終了とした。支柱とネットは直ぐに片付けず、地際で茎を切って、残渣をそのまま乾燥させてみた。

映画・ドラマ


▼今まで見なかったSFに興味を持ち始める。


▼月初め、余りに暑くて何も出来なかったので、アマゾンプライムで初期のガンダム作品を見る。
ファーストガンダムは多少知っているので懐かしい。ララァが出てくる辺りから、ニュータイプの描き方がオカルトチックになる。これは好みではない。
▼Z(ゼータ)ガンダム全50話を見るのは苦痛であった。理解しがたい感情が全編に溢れかえっている。同じことが延々と繰り返される。
ZZガンダムは無料ではないので、飛ばして逆襲のシャアを見る。Zとの間に何が起きたのか、大体想像はつく。しかし、なぜシャアが隕石落としなどという作戦にこだわったのかは理解できない。ガンダムシリーズの若者たちは、いつも同じ行動をする。


▼月末に、U-NEXTの30日無料体験を利用して、ZZ(ダブルゼータガンダムを見る。Zに比べると見やすい。それなりに面白い。しかし、段々と小粒になってきている印象は免れないし、人物造形もストーリーもステレオタイプでワンパターンである。
ガンダムシリーズはこの後もどんどんと続いていくわけであるが(どれ程あるのか、私は把握していない)、これ以上追っていく必要はなさそうに思う。見るとすれば、ファーストガンダムの劇場版だけでよい。

初めから始める数学Ⅲ Part1/馬場敬之

 複素数平面、式と曲線、関数、数列の極限を扱う。
 以前マセマの「合格!」シリーズで高校数学を勉強したときは、まだⅢ・Cの時代であった。現在の課程では行列がなくなり、代わりに複素数平面が加わった。数学系のYouTubeで見ることはあったが、複素数平面をちゃんと学ぶのは私もこれが初めてである。


 「初めから始める」シリーズも残すところあと1冊となった。初歩的なことをやさしく解説してくれるのはありがたいが、全部で6冊というのは多すぎて嫌になってしまう。数学に苦手意識がないのならば、「元気が出る」シリーズから始めてもよさそうに思う。
 今回は問題集も全部解くつもりでいる。「初めから始める」シリーズが終わったら、これに対応する「初めから解ける」シリーズ(全3冊)に取りかかる。「元気が出る」シリーズにたどり着くのは、まだ先の話である。

現時点での最新版

Newton 2022年9月号【人体の取扱説明書】

 人体の取扱説明書
 日本人は世界でも最も座っている時間の長い国民であるという。1日平均420分(7時間)。コロナの影響で運動不足が顕著である。当然死亡リスクも高くなる。
 驚いたのは、同じ調査で日本と並んで1位になったのが、サウジアラビアであるということ。中東の人のライフスタイルには疎いのだが、冷房の効いたオフィスで終日デスクワークというのが、今や主流なのだろうか。


 「もし?」の物理学
 人間が巨人になったら? あるいはアリになったら? あり得ない設定で思考実験をしてみる。
 ブラックホールを背にすると、全天が狭い範囲に集中して見えるだろうという。背後の天体の光も、軌道を大きく曲げられてブラックホールに吸い込まれていくためである。ただし、事象の地平面より内側に入れば、もうどちらを向いても闇である。あとはただ原子以下にまで引き裂かれ、ばらばらにされながら落ちて行くのみである。


 打ち上げ花火の最新科学
 私の住んでいる地域は花火で有名である。この記事でも紹介されている。しかし、私はもう10年以上花火を見ていない。ほとんど関心が無いのである。
 花火には、酸化剤、可燃剤、炎色剤が入っている。金属の粉で色を表現していることは知っていたが、酸化剤が含まれていることは初耳である。花火の火薬はこの酸化剤の酸素を使って燃焼する。そのため、水上花火というものも可能になるのである。
 諏訪湖の水上花火の写真が掲載されている。見えているのは水上の半円(半球)と水面の反射のみであるが、水中でも下の半円(半球)は開いているのである。


 トポロジー
 やわらかい幾何学の話。
 宇宙の形がどのようなものであり、今度どのようになっていくのか。それは曲率で決まるようだ。現在の観察ではほぼ限りなく曲率ゼロであるが(2次元でいえば、ユークリッド幾何学が成立するような平らな平面である)、真の姿はまだ分かっていない。


 最新がん治療 2022
 武装化抗体という攻撃力の高い薬が開発されている。
 抗体にひもで薬剤を括り付ける。これが抗原を目印にしてがん細胞に侵入し、殺傷し、薬剤はその後、周囲のがん細胞にも広がっていく。


 危機に瀕するオセアニアの野生動物
 アオウミガメの雌雄を決めるのは、卵のときの温度である。最近は高温のせいで、ノーザン・グレート・バリアリーフの子ガメの99%がメスであり、大人になったカメでも86.8%がメスであったという報告がある。
 頻発する火災で、オセアニアの固有種は大きく数を減らしているとも言う。