私はやはり宇宙や物理を扱った本に惹かれる。
今後の読書は、モンテーニュ、セネカ、プルタルコスが中心になるだろう。
そこから分かれ道が生じる。
ひとつは、ギリシア・ローマの哲学や文学の森に深く分け入っていくもの。おそらく凡庸な学部学生くらいのレベルには到達できるかもしれない。
ひとつは、数学と物理の入門書をめぐるハイキングコースのようなもの。高校生のレベルを超えることはできないだろう。
どちらを選んでも素人であることにはかわりなく、誰を益するわけでもない。私の満足する方に行けばよい。だが、その時々で気分も変わる。ニュートンを読んだ後では、プラトンなど私にとって何の意味があろうかと思われてくるのである。