- 作者:谷内意咲
- 発売日: 2017/06/01
- メディア: 単行本
副題にあるとおり、ミルトスのヘブライ語聖書対訳シリーズの手引きである。別の参考書で一通り文法を学んだ人が、ミルトスの本を使う場合にのみ、復習がてら手にするべき本だろう。
今回一番参考になったのは、タアメー・ハミクラーの章。
聖書本文には母音記号の他に、タアメー・ハミクラーと呼ばれる分離や結合を表す記号も書き入れられている。元々は朗読のための印であり、意味を取るためには母音記号ほどの重要性もないし、種類もやたらに多い。無視してもいいのだが(実際私はずっと無視してきた)、知っていると案外便利である。