本の覚書

本と語学のはなし

購入11-6

 『A Greek-English Lexicon of the New Testament and Other Early Christian Literature』。新約聖書用として最も権威のあるらしいバウアーのギリシア語辞典。もとはドイツ語だが、これは英語版である。


口語聖書 JC53 中型 ビニールクロス装

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聖書 新改訳 中型スタンダード版 えんじ BI-20E

聖書 新改訳 中型スタンダード版 えんじ BI-20E

  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 『中型聖書(口語訳)』。私が初めて聖書を購入したのは中学生の時。岩波文庫に収められた『創世記』である。新約は高校生の時。確か口語訳とTEVを組み合わせた対照聖書だった。旧新約の合本は大学に入ってから。口語訳だったはずだ。これはあまり読まなかった。
 『中型引照つき聖書 旧約続編つき(新共同訳)』。学生時代の終わり頃、教会に足を運ぶきっかけとなったのは、新共同訳のマタイであった。それまで図式的に捉えていたキリスト教の概念がガラガラ音を立てて崩れたように感じたのである。
 『中型聖書(新改訳)』。新改訳とNIVを組み合わせたバイリンガル聖書を買ったことがあるけど、まともに読まぬまま手放した。必要以上に警戒心を持っているのかも知れない。

 今回買った聖書は全て中型である。文字のポイントが目に優しくなくては、到底長くは使えない。そんなことを意識する歳になってしまった。
 普段通読用に使うのは、今のところフランシスコ会訳。これも中型。参照用に文語訳とバルバロ訳も手元に置いておくことにしたが、これらは大型である。
 とはいえ、もう小型聖書が読めなくなってしまったわけではない。小さいのはやはり便利だから、聖書を読みつつ聖書の他の個所を引きたくなった時や、原典講読の際に日本語訳を確認したくなった時には、小型の新共同訳を用いている。