本の覚書

本と語学のはなし

購入7-7

オランダ語四週間

オランダ語四週間

ニューエクスプレスオランダ語

ニューエクスプレスオランダ語

 朝倉純孝『オランダ語四週間』。新しい言葉の学習はヘブライ語(および聖書アラム語)で打ち止めのはずだったのだが、もう一つだけオランダ語を勉強してみることにした。なぜオランダ語か。それはまた後で書くことにして。
 四週間シリーズを今更買うとは思わなかった。しかも絶版のものをわざわざ古本で入手した。何故かといえば、現在では使われない古い語形変化まで載っているとレビューに苦情が書かれていたのが決め手であった。そう、私が読むとすれば随分古いオランダ語なのである。
 川村三喜男・佐藤弘幸『ニューエクスプレス オランダ語』。古いオランダ語しか読まないとしても、やはりCDつきの本で新鮮な言葉に触れるのは、語学学習の王道だ。
 それにしても、英語とドイツ語を知っていれば、オランダ語ってそんなに難しくはないような気がする。たとえば、たまたま目に入った「Is An jonger dan Marina ?」なんかは、見るからに「Is An younger than Marina ?」(ドイツ語なら「Ist An jünger als Marina?」)のことだと分かる。
 小林惺『イタリア語文法ハンドブック』。学生時代にこれの前身である『イタリア語小文法』を一気に通読したことがあって、私のイタリア語の知識というのはほとんどその上に何も築かれぬまま、やや風化した遺跡となって今に残されているのである。どうやら補助言語としてイタリア語を使うこともあるかもしれないのだが、それはまた後で書くことにして。


元明詩概説 (岩波文庫)

元明詩概説 (岩波文庫)

 吉川幸次郎元明詩概説』。『宋詩概説』の続編。予定されていたもう一冊『清詩概説』は書かれずに終わった。