本の覚書

本と語学のはなし

購入7-6

 Stelten『Dictionary of Ecclesiastical Latin』。普段ラテン語の辞書はカッセルを使っているのだけど、これで教会関係のラテン語を読むことはできない。ウルガタ訳の「創世記」の冒頭、

 In principio creavit Deus caelum et terram
 terra autem erat inanis et vacua et tenebrae super faciem abyssi et spiritus Dei ferebatur super aquas

すでにカッセルには載っていない単語が出てくる(abyssus程度なら近代語から意味を推測することも容易ではあるが)。そこで小さな教会ラテン語辞典を買ってみた。
 どの程度使えるかは分からないが、私のような門外漢がちょっとウルガタ訳をのぞいてみるくらいであるならば、これで十分かもしれない。