本の覚書

本と語学のはなし

講習と紹介


 一昨日に春期講習が始まった。いよいよ非常勤講師デビュー。
 午後の部で高校新1年生に英語を教え、夜間の部で中学生に英語や国語を教える。まだいい授業とは言えないかもしれないけど、感覚はつかめてきた。
 問題は授業というより生徒対応だ。特に中学生。ベテランの非常勤講師は生徒のおもちゃになっている。それが優れた講師の証のようだ。どれだけ生徒と慣れ合うかというゲームである。そして、新学期以降も継続するかどうかちゃっかり情報を集め、勧誘しさえする。私はそこまで求められてはいないけど、求められてもとてもできない。
 できることなら高校生だけを相手に教えたいものだ。あるいは時機を見てもっと小規模の塾に移るべきかもしれない(例えば例の理数系の塾とか)。


 ある人から、ある学校の非常勤講師の職を紹介された。日中の授業で週2回、4時間くらい(長期休暇中は休み)。科目は英語、政治経済、世界史、日本史など。決して子どもが好きなわけではないと言っておいたが、向こうは講師不足で困っている。そんなことに構っていられないようだ。
 塾のアルバイト料だけではとても生活できないから、いい話かもしれない。しかし、契約は1年単位での更新。当分日中の仕事を探すことができなくなる。この話を受けると、もう受験産業以外で働くことはできなくなりそうだ。たぶん全然向いてはいないのに。