本の覚書

本と語学のはなし

履歴書送付


 Y塾に履歴書、職務経歴書ハローワークの紹介状を送付する。
 職務経歴書はN校の様式を流用し、資格・自己PR欄を志望理由欄に変えたものである。送れと書かれているのは履歴書と紹介状だけなので余計なことはしない方がよいかとも思ったが、私は履歴書に志望理由を書いていないのであえて同封してみた。


 7月から既に16人が不合格となっている。元気が取り柄という人はその中に必ずいただろうから、それだけでは採用の決め手にはならない。
 必要なのはまず経験。ハローワークの電話に対して、塾長が訊いたのは私の年齢と経験の有無だけだった。未経験者でも構わないとは言うものの、歴史の浅い小さな塾であるから教育のノウハウが確立されているとは思えない。私の年齢で経験なしとなれば圧倒的に不利であるに違いない。
 そして教科の知識。たぶん塾長の野心は高校生の取り込みに向かっているはずで、一段と高度な知識が要求されているのではないかと思う。私が採用されるとしたら、この点が評価された場合だろう。
 しかし、私は鼻持ちならぬ異端臭を放つ生意気な落伍者とみなされる可能性もあり、そうなれば他にどれだけポイントを稼いだところで不合格になるに決まっている。
 私の見立てでは9割方不採用。それでも明日から一応面接対策を練ることにしよう。