本の覚書

本と語学のはなし

『小論文これだけ! 超基礎編』


●樋口裕一『小論文これだけ! 超基礎編』(東洋経済新報社
 本当はただの『小論文これだけ!』を買うつもりだったんだけど、間違って『超基礎編』の方を選んでしまった。装丁もほとんど同じみたいだし、「短大・推薦入試から難関校受験まで」ってカバーに書いてあるし、『超基礎編』が出ているのを知らなかったし、全く疑うことなく買ってきたのだった。実に紛らわしい。
 でも、くどいほど基本が繰り返されているので、読むだけで小論文の典型的な型が身に付くし、現代社会を考えるための最低限の知識も仕入れることができる。中高生に国語や公民を教える時も小論文的な発想を意識しておくのは重要かと思うけど、そういう目的のためにも、このくらいのレベルでちょうどよさそうだ。それに、高度な内容は一緒に買った『小論文を学ぶ』の方で確認できる。失敗ではなかったようだ。

小論文これだけ! 超基礎編

小論文これだけ! 超基礎編