本の覚書

本と語学のはなし

57日


 休日出勤。今月は、週末に必ず1日勤務が入っている。たいした仕事ではない。確かにそこにいるということが重要なだけだ。静かでストレスもない。平日に代休を取る。こうやってわずかな残りの日々が消化されてゆくのも、悪くない。
 数えると、年休を取らないとして、あと57日出勤すればいいらしい。そうと分かれば、これからは手帳に出勤残日数を書き込んでカウントダウンをすることになるだろう。
 だが、こうやってカウントダウンするときにはいつも、死をも手繰り寄せている気分になる。指折り数えなくたって死ぬには違いないし、指を折るその途中にだって死ぬことはあるのだけど。