本の覚書

本と語学のはなし

TIME February 26, 2018

Time Asia [US] February 26 2018 (単号)

Time Asia [US] February 26 2018 (単号)

  • 発売日: 2018/02/17
  • メディア: 雑誌
 月初めに雪かきは終わったのに、その後も調子を取り戻せない。
 タイムの遅れが甚だしい。分厚いダブル・イシューに気分も萎える。休みを利用して、なんとか2月26日号を読み終えた。
 手元には未読の通常号が二冊ある。


 特集は長寿。
 二つほどちょっとした情報を。一つはアンチエイジングの薬。

Sinclair takes an NDA+ upper daily. Anecdotally, he says he doesn’t experience hangover or jet lag like he used to, he talks faster, and feels sharper and younger. His father takes it too: “He’s 78, and used to act like Eeyore,” says Sinclair. “Now he’s going on six-day hikes and traveling around the world. (p.64)

 Sinclair は薬として開発しているが、サプリとしてなら既に Elysium という製薬会社が商品化しているようだ (Basis)。もちろん批判はある。
 もう一つはブタから人への移植。

Church anticipates that pig-to-human organ transplant clinical trial could happen in as little as two years, which would help address the organ shortage that keeps more than 110,000 people on the transplant list each year. Currently, heart valves from pigs are used replace diseased or damaged ones from people, but doctors are studying ways that other tissues, like those from the kidney liver, lungs or pancreas, may be safely transplanted. (p.66)

 ウィルスの問題、倫理の問題などあるようだが、心臓弁については既にブタのそれが使用されている。二年以内には、臓器移植の臨床実験が行われるだろうとのことだ。

社会学・定期購読【購入】

 先日届いた『新約聖書と文学批評』の訳者あとがきにタイセンの紹介がある。

社会学的傾向は、文芸学的傾向とねらいを異にするようにも見えるが、新約聖書研究に現われたところから推測すると、社会科学の分析モデルを通して初期キリスト教を見つめなおすという手法は、根底においては、宗教現象としての初期キリスト教の新たな全体的把握を志向しているのであり、その点で、二つの傾向は、共通の動機に基づくのではないかと思われる。…そのような可能性を先取りする形で、G・タイセンは、文学的傾向と社会学的傾向との接点を積極的におさえ、「文学社会学」(Literatursoziologie) の方法を案出する (G. Teißen, Urchristliche Wundergeschichten, Göttingen, 1974. idem, Soziologie der Jesusbewegung: Ein Beitrag zur Entstehungsgeschichte des Urchristentums, München, 1977. G・タイセン著、荒井献・渡辺康麿訳『イエス運動の社会学ヨルダン社、一九八一年。idem, Studien zur Soziologie des Urchristentums, Göttingen, 1979)。そして、彼は、この線にそってかなりの業績を生み出しつつあるが、文学社会学の概念は、過去において様々な意味合いで用いられてきたため、方法としてやや明確さを欠くことも事実である。(pp.187-8)

 

Monde Diplomatique [FR] No. 768 2018 (単号)

Monde Diplomatique [FR] No. 768 2018 (単号)

  • 発売日: 2018/03/11
  • メディア: 雑誌
 以前、ル・モンド・ディプロマティクの定期購読を申し込んだ後に解約したのだけど、改めて挑戦してみることにした。なかなか硬派な文章である。一見ページ数は少ないが、読み通すのは至難の業だろう。6月号から。


 CNN ENGLISH EXPRESS も定期購読を再開することにした。ゆっくりじっくりではなく、とにかく量をこなす。7月号から。


 少し気を抜くと直ぐにタイムが遅れがちになる。定期購読をこなしていくだけでも大変な作業になりそうだ。
 しかし、一年間は何とかやり通してみたい。もし二年続けることができたなら、英語もフランス語も相当な力がついていることだろう。心配なのはディプロである。

トマス・聖書学・教会会議・チャーリー【購入】

 アリストテレス的なものにはあまり関心を持つことがなかったのだけど、カトリック神学を多少ともかじるつもりならば、トマス・アクィナスを無視することはできない。


 「聖書学の基礎知識」シリーズ。
 『様式史とは何か』は読了済み。『編集史とは何か』は購入済み。ちょっと古いので、最新の動向は分からないかもしれないが。


 ニカイア会議から第二バチカン公会議まで。
 閉校した某女子大の図書館除籍本。バーコードが貼ってあったり、大学のゴム印が押されている以外は、至って綺麗。


チャーリーズ・エンジェル(字幕版)

チャーリーズ・エンジェル(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 『チャーリーズ・エンジェル』のプライム閲覧期間は17日に終了した。見放題を当てにしすぎてはいけない。*1
 プライムから外されたものを繰り返し見るには、動画かDVD を購入しなくてはならない。語学学習のためなら、英語字幕を表示させることのできる DVD にするべきだろうが(多くの場合、その方が経済的でもある)、どうも DVDは億劫で、買ったままほとんど放置してしまいそうだ。
 試しに字幕版の動画を購入してみた。

*1:スクリーンプレイのスクリプトが入手できるものの内、今月中にプライム閲覧期間が終了するのは、他に『スタンド・バイ・ミー』『ケープ・フィアー』『摩天楼はバラ色に』『フィールド・オブ・ドリームス』『愛と哀しみの果て』。