本の覚書

本と語学のはなし

購入8-1 古文と基督教と漫画

古文

 優先的にやるべきことが他にたくさんあるので、古文は休止している。そこで、何とか職場で少しでも古語に触れることはできないだろうかと、訳注付きの『枕草子』と『徒然草』を購入した。
 『徒然草』の帯には、「六十年来の定説を覆す!」とある。楽しみ。

キリスト教

一神教の起源:旧約聖書の「神」はどこから来たのか (筑摩選書)

一神教の起源:旧約聖書の「神」はどこから来たのか (筑摩選書)

  • 作者:山我 哲雄
  • 発売日: 2013/08/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
グノーシスの神話 (講談社学術文庫)

グノーシスの神話 (講談社学術文庫)

  • 作者:大貫 隆
  • 発売日: 2014/05/10
  • メディア: 文庫
 山我哲雄『一神教の起源』。一神教の起源を問うことは、旧約聖書の編集史の考察とも深く関わっている。ところで、旧約聖書に残された神の痕跡は、全て同一の神のそれであろうか?

 チャールズワース『これだけは知っておきたい史的イエス』。以前原書を読んだが、一応翻訳でも確認しておこうと。ユダヤ教の内側からイエスを理解するという傾向が強かったように記憶する。

 ディベリウス『イエス』。「わたしはM. ディベリウスとは祖父と孫の関係です」。そうタイセンが言ったそうである。タイセンの『新約聖書』を訳した大貫隆が、訳者あとがきの中で書いている。ハイデルベルク大学におけるディベリウスの後任がボルンカム、その後任がタイセンであるということのみを指して言ったのではないかもしれない。

 大貫隆グノーシスの神話』。ナグ・ハマディ文書やマンダ教、マニ教の主要な文献を抜粋、翻訳して紹介する。グノーシス主義は初期キリスト教を考える上で(だけではないだろうが)、どうしても外せない問題である。

 矢内原忠雄『アウグスチヌス「告白」講義』。アウグスティヌスの『告白』を原文でちびちび読んでいるから、その解説が欲しいということでもあるけど、矢内原忠雄がどのようにアウグスティヌスと邂逅したのかということも興味深い。これを機に、日本のキリスト教思想にも少し踏み込んでみたい。

まんが

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第2巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第2巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第3巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第3巻 (ビームコミックス)

 長崎ライチふうらい姉妹』です。