本の覚書

本と語学のはなし

スクール・オブ・ロック 名作映画完全セリフ集/高瀬文広監修

スクール・オブ・ロック (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

スクール・オブ・ロック (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

 お金のためにニセ教師として潜り込んだ小学校で、ロックバンドを組んでしまうという物語。後にドラマ化され(キャストは異なる)、NHK でも放送されていた。
 リスニング難易度は初級。聞いて分かりやすいということは、文字にしたものを読んでも分かりやすいはずなのだが、訳にも注釈にもところどころ誤りがあるようだ。このセリフ集シリーズはとても便利なのだけど、語学的には信用しすぎない方がよい。

今日からわかる聖書ヘブライ語 聖書対訳シリーズの手引き/谷内意咲

今日からわかる聖書ヘブライ語―聖書対訳シリーズの手引き

今日からわかる聖書ヘブライ語―聖書対訳シリーズの手引き

 この本だけでヘブライ語聖書が読めるようになることはない。せいぜい簡単に文法の全体を眺めることが出来るといった程度である。初学者がこの本から始めるのは、あまりお勧めできない。
 副題にあるとおり、ミルトスのヘブライ語聖書対訳シリーズの手引きである。別の参考書で一通り文法を学んだ人が、ミルトスの本を使う場合にのみ、復習がてら手にするべき本だろう。


 今回一番参考になったのは、タアメー・ハミクラーの章。
 聖書本文には母音記号の他に、タアメー・ハミクラーと呼ばれる分離や結合を表す記号も書き入れられている。元々は朗読のための印であり、意味を取るためには母音記号ほどの重要性もないし、種類もやたらに多い。無視してもいいのだが(実際私はずっと無視してきた)、知っていると案外便利である。

フリーダム・ライターズ 名作映画完全セリフ音声集/井上康仁監修

フリーダム・ライターズ (名作映画完全セリフ音声集スクリーンプレイ・シリーズ)

フリーダム・ライターズ (名作映画完全セリフ音声集スクリーンプレイ・シリーズ)

 上級。様々な人種で構成される高校生たちと、彼らを導く新任教師の物語。書かれた日記がベースになっているせいか、想像していたほど難しくはない。

Everyone in this room has a chance to graduate. For some, you’ll be the first in your family. The first with a choice to go to college. Some may move faster than others. But you’ll each have the chance. And you did that. Not me. (p.168)

 高校を卒業することさえ、家族の中で初めてとなるだろうという若者たちがいる。彼らの親や兄弟や仲間たちの多くは、ドロップアウトするか命を落としてきたのである。