本の覚書

本と語学のはなし

2019年7月【振り返り】

スマホを解約した。
▼転職用に用意したのだが、電話を使ったのは二三回程度。持ち歩いたことはほとんどなく、普段はアラームとしてしか使用していない。
▼転職を諦めたわけではないが、スマホがなくても活動はできるだろう。


ル・モンド・ディプロマティクの定期購読を解約した。
▼これまでに購入した分で、未読の記事はたくさんある。むしろ読んでいない記事の方が圧倒的に多い。しばらくそれを読もうと思う。
▼フランス語は小説だけでいいのかも知れない。

戯れるさまを見た【ヘブライ語・ギリシア語】

Biblia Hebraica Stuttgartensia

Biblia Hebraica Stuttgartensia

Septuaginta: Id Est Vetus Testamentum Graece Iuxta Lxx Interpretes

Septuaginta: Id Est Vetus Testamentum Graece Iuxta Lxx Interpretes

旧約聖書〈1〉創世記

旧約聖書〈1〉創世記

 創世記21章9節のヘブライ語聖書と七十人訳

וַתֵּ֨רֶא שָׂרָ֜ה אֶֽת־בֶּן־הָגָ֧ר הַמִּצְרִ֛ית אֲשֶׁר־יָלְדָ֥ה לְאַבְרָהָ֖ם מְצַחֵֽק׃

ἰδοῦσα δὲ Σαρρα τὸν υἱὸν Αγαρ τῆς Αἰγυπτίας, ὃς ἐγένετο τῷ Αβρααμ, παίζοντα μετὰ Ισαακ τοῦ υἱοῦ αὐτῆς

 岩波訳。これはヘブライ語聖書を訳したものであるが、括弧内は七十人訳によって補っている。したがって全体の訳はほぼ七十人訳に等しい。

サラはエジプト人ハガルがアブラハムに生んだ息子が〔彼女の息子イサクと〕戯れるさまを見た。

 「戯れる」(新共同訳では「からかっている」)と訳されたヘブライ語動詞(ここではピエルの分詞形)は、イサクの名の語源であり、元来「笑う」という意味である。子宝に恵まれなかったサラにとって、イサクの誕生はこの上ない喜びであったのだ。
 ギリシア語の方のパイゾーという動詞は、「子ども」を意味するパイスから作られている。まさに「戯れる」ことを指している。
 サラは自分の息子とハガルの息子が戯れるのを見て、ハガルとその息子を追い出すのである。


新約聖書〈4〉パウロ書簡

新約聖書〈4〉パウロ書簡

 この部分をパウロはガラテヤ4章29節で取り上げて、思い切った解釈を加えている。

ἀλλ’ ὥσπερ τότε ὁ κατὰ σάρκα γεννηθεὶς ἐδίωκεν τὸν κατὰ πνεῦμα, οὕτως καὶ νῦν.

 岩波訳。

しかし、かつて肉によって生まれた者が霊によって生まれた者を迫害したように、そのように今もまた〔同じことがなされている〕。

 「戯れる」、あるいはせいぜい「からかっている」程度であったことが、パウロにあってはディオーコー、すなわち「迫害」へと変わっている。創世記ではどちらかと言えばサラの方が迫害者であったものが、ここでは肉の子イシュマエルによる霊の子イサクへの迫害という構図に価値転換されている。


 価値判断をすることが目的ではないので、ここでやめておく。

2019年6月【振り返り】

▼塾に転職することはなさそうなので、学校の勉強の学び直しは止めてしまった。
▼数学だけでも続けようと思っていたのだが休止。『枕草子』も放置。


▼代わりに、聖書学と英語とフランス語にまた力を入れる。
アラム語文法を再開。ヘブライ語と大差ないのだろうけど。
ラテン語アウグスティヌス、ドイツ語でタイセンを読む。しかし、どうせ中途半端にしか出来ないのだから、結局、羅独は聖書原典講読の際に翻訳を参照するに留めることにする。


アマゾンプライムの更新は見送る。
▼シナリオを持っているものの動画は購入済みなので、当分それらを繰り返し見る。