本の覚書

本と語学のはなし

続・無肥料栽培を実現する本/岡本よりたか

 続編であるが、増補改訂版でもある。
 具体的な栽培法よりも、無肥料栽培を始めるに当たっての基礎知識やその準備に対して、ほとんどのページが割かれている。無肥料栽培以前のことである。実際にはそれが一番大事なことなのだろう。
 無肥料と言うとただ土に種をまくだけと想像するかもしれないが、肥料とは称さないだけで雑草堆肥や草木灰をすき込むことはあるし、緑肥の使用は大いに推奨している。液肥の作り方も紹介されている(ただし、液肥は明瞭に肥料なので、これを使うときは無肥料栽培とは名告らない方がいいとのことだが)。お金をかけずに自前で用意できる物だけで畑の上にも下にも多様な生物や微生物の活動を促し、循環型の農業を実現することが、無肥料栽培の目指すところであるらしい。


【私の菜園の記録】
 反省していること。


 最近虫の被害がひどいが、諦め気味。
 アブラナ科葉菜類カラシナ以外あまり栽培しない方がいいかもしれない。防虫ネットだけでは不十分である。


 密植を勧める本に従っていた頃に種をまいたインゲンとエダマメ。葉っぱが重なり合って凄いことになっている。アオムシ類がたくさんいるけど、一々確認することもままならない。
 密植のためインゲンの土寄せを怠っていたら(エダマメはやっていたが)、先日の大雨の日に幾つか倒伏していた。


 今更ながらであるが、ポット苗のサツマイモは直接植え付けるものではないと知る。
 今からならまだ間に合うか。