2002年に結婚したIさんとAさんの結婚式で配られたものらしい。扉に一枚上質の和紙が貼ってあって、「わたしがあなたがたを愛したように あなたがたも互に愛し合いなさい」というヨハネ福音書15章12節の言葉が書かれている。訳は口語訳である。
それがどういう経緯か知らないが古本屋に売られ、今は私の手元にある。しかし、この本がよりよい持ち主を見つけたのかと言えば、そうもいきそうにない。
私はほとんど何も感じずにこの本を読んだ。発見と言えるものがあるとしたら、祈りとは傲慢なものかもしれないということである。