本の覚書

本と語学のはなし

新書購入


 新生活の課題は三つ。通勤方法、夜勤明けの睡眠、職場に持っていく本。
 三つめの本に関しては、ひょっとして新書がいいんじゃないだろうかと思って、三冊買ってみた。保坂正康『歴史でたどる領土問題の真実』、孫崎亨『日米同盟の正体』、小出裕章原発はいらない』。で、早速『領土問題』を読み始めた。文学は密かな営みであって、他人の視線や容喙には顔を赤らめざるを得ないのだけど、これなら心置きなく没頭できる。何かあった時も、直ぐにそこから離れることができるし、再び戻ることもできる。
 しかし、新書にも問題はある。新書はすっかりインフレ状況で、値段の割に内容のないものがたくさんある。新書ばかり読んでいた時期があるので、今となってはそれほど興味をそそられるものがない。歴史を深めたいという希望はあるが、新書の枠の中でどこまで可能か心もとない(文庫で司馬遼太郎塩野七生を読むという手もあるが)。
 ともかく、一か月分の読書をすべて新書に切り替えるとなると、お金がかかりすぎる。再読を織り交ぜていかなければならないし、再読に値するものを読んでいかなければならない。


 今日は夜勤明け。だらしなく寝続けてしまった。これではいけない。
 明日は日勤。朝はまだ涼しいだろうから、自転車で通勤してみる。