新生活の課題は三つ。通勤方法、夜勤明けの睡眠、職場に持っていく本。
三つめの本に関しては、ひょっとして新書がいいんじゃないだろうかと思って、三冊買ってみた。保坂正康『歴史でたどる領土問題の真実』、孫崎亨『日米同盟の正体』、小出裕章『原発はいらない』。で、早速『領土問題』を読み始めた。文学は密かな営みであって、他人の視線や容喙には顔を赤らめざるを得ないのだけど、これなら心置きなく没頭できる。何かあった時も、直ぐにそこから離れることができるし、再び戻ることもできる。
しかし、新書にも問題はある。新書はすっかりインフレ状況で、値段の割に内容のないものがたくさんある。新書ばかり読んでいた時期があるので、今となってはそれほど興味をそそられるものがない。歴史を深めたいという希望はあるが、新書の枠の中でどこまで可能か心もとない(文庫で司馬遼太郎や塩野七生を読むという手もあるが)。
ともかく、一か月分の読書をすべて新書に切り替えるとなると、お金がかかりすぎる。再読を織り交ぜていかなければならないし、再読に値するものを読んでいかなければならない。
今日は夜勤明け。だらしなく寝続けてしまった。これではいけない。
明日は日勤。朝はまだ涼しいだろうから、自転車で通勤してみる。
歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか (朝日新書)
- 作者:保阪 正康
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: 新書
- 作者:孫崎 享
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 新書
- 作者:小出 裕章
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 新書