本の覚書

本と語学のはなし

『経済学の歴史』 〔58〕


中村達也ほか『経済学の歴史 市場経済を読み解く』(有斐閣アルマ)
 なんだかよく分からなくて、最後の数十ページは読み飛ばした。ともかくこれを片付けない内は、何事も前に進まないような気がして。
 経済学史は哲学史よりも更につまらない。それぞれの時代の課題に取り組んだ経済学者の功績は常に再発見されるべきものだろうが、それには先端の議論を十分理解し、現代の課題と格闘する作業が先行しなくてはいけない。私が経済学史に手を出すのは早すぎた。