☆『100のフレーズ』『英文精読講義』
☆「イングリッシュ・プラス」
☆「ニューズウィーク」「ル・モンド」
☆『月と六ペンス』『異邦人』『変身』
☆『翻訳と日本の近代』『翻訳語成立事情』「梅花」
丸山真男・加藤周一『翻訳と日本の近代』を読了し、柳父章『翻訳語成立事情』を始める。
私の日本語能力には重大な欠陥があって翻訳にはとても向かないのではないか、と思うようになってきている。しかし、後戻りは出来ないので、何とかするしかない。
図書館へは電子辞書と『ロワイヤル』の第2版だけを持って行く。電子辞書の使い勝手が悪かったのは、説明書を全く読まなかったからでしかない。イディオムの調べ方すら分からなかったのだ。『ロワイヤル』は第1版より見やすくなった。辞書のおかげかどうかは知らないが、「ニューズウィーク」も「ル・モンド」もすこぶる調子がいい。あとは、いずれも今の3倍のスピードで読めるようになりたい。3か月後には何とかなるだろうか。
向かいに座ったスーツ姿の男性は、縮小コピーした参考書の図をはさみで切り取り、小さなノートに貼り付け、メモを書き入れるという作業を延々続けていた。そういう作業って、作ることで満足してしまわないだろうか。
私は紙面に3色ボールペンで印をつけるだけ。今のところ、知らない単語はもちろん、ちょっとでもあやふやなところのある単語には全部アンダーラインを引き、丁寧に辞書を引く。文章の意味が分からなければ別の色でアンダーラインを引き、立ち止まって考える。しかし、ただそれだけの怠けた勉強法である。
モームの行方訳を読んでいると、私の英語読解能力には重大な欠陥があって翻訳にはとても向かないのではないか、と恥ずかしくなる。日本語も英語もだめで、金融の知識もないのに、よくも金融英語の翻訳をしますなんて言えたものだと思う。
カフカを読んだらやっぱり面白い。証明書を引っ張り出さなければドイツ文学出身だと証明できないのも恥ずかしいので、継続する。しかし、いいんだか悪いんだか判断しかねるけど、どうも池内訳にはイライラしてしまう。