★『芥川龍之介全集』全8巻(ちくま文庫)
★武田泰淳『目まいのする散歩』(中公文庫)
★武田百合子『富士日記』全3巻(中公文庫)
★武田百合子『犬が見た ロシア旅行記』(中公文庫)
★武田百合子『日日雑記』(中公文庫)
★武田百合子『遊覧日記』(ちくま文庫)
★武田百合子『ことばの食卓』(ちくま文庫)
★村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』全3巻(新潮文庫)
★村上春樹『ノルウェイの森』上・下(講談社文庫)
★村上春樹『スプートニクの恋人』(講談社文庫)
★レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』(村上春樹訳,早川書房)
★絲山秋子『イッツ・オンリー・トーク』(文春文庫)
★島本理生『生まれる森』(講談社文庫)
芥川龍之介。全集で買うべき作家かどうかは分らないが、短編小説に興味があるなら読んでおいて損はないだろう。
武田泰淳の『散歩』は、妻・百合子による口述筆記。脳梗塞だかで倒れて、ペンを持つことができなくなったらしい。百合子自身の文章は、職業文人のそれではないかも知れないが、天才的と評されるようだ。
村上春樹。主要な長編は全部購入したと思う。これだけ読んでおけば十分だろう。
絲山秋子や島本理生はずっと読み続けることができるか。
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大江健三郎とか、あるいは突如ディケンズやフォークナーとかに夢中になったりしない限り、これで文芸書をまとめ買いすることもないだろうと思う。
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部屋の隅にこれから読もうと思っている文芸書を平積みにして置いているのだが、すっかりいろんなものが排除されて、単なる古典趣味の趣を取り戻している。