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市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本/福田俊監修

市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本

市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本

  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本
 私の住む地域ではまだ気が早いようだが、今日、畑に元肥を施し、畝を立て、マルチをかけ、トンネルを作ってみた。参考にしているのは福田俊のやり方である。
 この人は何でも自分で作る。高度な連続混植栽培のために育苗も自分で行うし、堆肥もぼかし肥料も液肥も自然農薬も自分で作るし、道具類も自分で工夫する。私はそこまで真似は出来ないから、市販の有機肥料を購入し、そこそこの品目を混植する程度のことしか考えていない。

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  • 発売日: 2014/01/01
  • メディア: 単行本
 DVDつきなので、基本の基本を視覚的にも学ぶことができる。
 ただ、「はじめての野菜づくり」というタイトルの本を三冊読んで思うのは、本当に初めて家庭菜園で野菜を作る素人にとって、これら入門書の情報は必ずしも十分ではないし、紹介されているノウハウは簡単に真似できるものとも限らない。
 一番困るのは、やり方がそれぞれに異なる点である。互いに補い合って見えてくるものがある場合もあるが、どれか択一を迫られる場合もある。結局一番やりやすそうなものを選択することになるだろう。


 道具や肥料はある程度購入した。今年は入門的な葉物野菜を中心に栽培する。マルチやトンネルにも挑戦する予定である。
 ふきのとうやウドが生えてくるし、隣に大きい家が建ってから日当たりが悪くて種を植えてもまともに育たないからという理由で、狭い菜園の三分の一くらいは耕してはならないということになっているようだ。
 昨日、畝立て予定箇所の半分を天地返しした(恐らくここが、私が自由に使うところになる)。残りの部分はまだタマネギの収穫が終わっていないので手を付けていない。近年まともな農業はやっていないようで、地上に出ている部分を見るだけで貧弱なタマネギだと知れる。
 今日はこれから石灰を撒いて、土を耕そうと考えている。

基本からわかる土と肥料の作り方・使い方/後藤逸男監修

 野菜作りの入門書を読んでいて困るのは、土作りと施肥の方法が人によって異なっていること。それで二つの根本問題を取り上げた入門書を読んでみた。
 基本的な考え方はよく分かる。人によってやり方が異なる理由もある程度分かる。しかし、これを読んだからといって混乱が収まるというものではなかった。
 最終的には自分で考えてやるべきなのだが、最初は誰かの真似から始めなくてはなるまい。もう一冊野菜作りの入門書を読むつもりでいるが、恐らくは最初の藤田智を師とすることになるだろう。理由は単純で、一番楽に真似できそうだから。