本の覚書

本と語学のはなし

やっと1章

 やっと創世記の1章を終えた。
 今のところ1日に1、2節しか読まないし、新約と1日交代で読んでいたので、なかなか進まない。これではいけない。
 原文に触れる量を増やすため、旧約も新約もできるだけ毎日読むことにした。
 参照する翻訳も減らすことにした。英訳2種類(欽定訳、NABRE)、フランス語訳2種類(エルサレム聖書、TOB)、日本語訳4種類(岩波訳、フランシスコ会訳、新共同訳、口語訳)*1である。これでも1日1章の目標を達成するのは厳しいので、もう少しスリム化する必要がある。

וַיֹּאמֶר אֱלֹהִים הִנֵּה נָתַתִּי לָכֶם אֶת-כָּל-עֵשֶֹב זֹרֵעַ זֶרַע אֲשֶׁר עַל-פְּנֵי כָל-הָאָרֶץ וְאֶת-כָּל-הָעֵץ אֲשֶׁר-בּוֹ פְרִי-עֵץ זֹרֵעַ זָרַע לָכֶם יִהְיֶה לְאָכְלָה

神は言った、「見よ、わたしは全地の面にある、種をつけるすべての草と種をつける果実のなるすべての木とをあなたがた〔人間〕に与えた。それはあなたがたの食物となろう。…」(1章29節、岩波聖書翻訳委員会訳)

 30節は同様の食物規定が動物にも適用されている。そこにつけられた岩波の注釈によれば、「原初、人間も動物も菜食であった、という思想に基づく。肉食は洪水後(九3)」ということだそうだ。

*1:新約は田川訳を加えて5種類。