本の覚書

本と語学のはなし

悪い者の犠牲(いけにえ)

זֶבַח רְשָׁעִים תּוֹעֲבַת יְהוָה וּתְפִלַּת יְשָׁרִים רְצוֹנוֹ

悪い者の犠牲(いけにえ)は主に忌み嫌われる。
しかし、正しい人の祈りは主に喜ばれる。(フランシスコ会訳、箴15:8)

 聖書を読んでいて気になったところは、時々原文を見てみる。まだヘブライ語の動詞は理解していないけど、この節のように動詞がなければ問題ない。

The sacrifice of the wicked is an abomination to the LORD:
but the prayer of the upright is his delight.

 欽定訳では、原文にないものを補った時、イタリックを用いてそれが分かるようにしてある。原文は名詞ばかりを並べて、繋辞を欠いた単純な文であった。

引用する聖書

 日本語訳聖書の引用は、特に断らない限り、フランシスコ会訳(合本版)を用いることにした。