本の覚書

本と語学のはなし

ヘブライ語を再開する

   וְרוּחַ אֱלֹהִים מְרַחֶפֶת
   そして神の霊が漂っている。(創1:2)


 始まりは詩だった。英詩やフランス詩だけでなく、漢詩にも目が向いた時、現代中国語を学び直す必要を覚えた。
 久し振りの文法学習に気をよくして、ヘブライ語を始めた。
 語学の総点検をすることになった。イタリア語、スペイン語ポルトガル語、現代ギリシア語、ドイツ語、フランス語、ラテン語、古典ギリシア語を復習し、初めてオランダ語やコイネー・ギリシア語も学んだ。
 キリスト教熱も再燃した。聖書も原典で読まねばと誘惑を受けた。
 他の語学は終了した。中断していたヘブライ語に戻る。


聖書ヘブライ語

聖書ヘブライ語

  • 発売日: 2009/05/11
  • メディア: 単行本
ニューエクスプレス 古典ヘブライ語《CD付》

ニューエクスプレス 古典ヘブライ語《CD付》

  • 作者:山田 恵子
  • 発売日: 2012/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 最初、谷川政美『聖書ヘブライ語』(サンパウロ)を使用していたが、発音がよく分からないので、CDつきの山田恵子『ニューエクスプレス 古典ヘブライ語』(白水社)にかえた。半分くらいは読んでいる。
 勉強を再開するに当たっては、『聖書ヘブライ語』を最初から読み直すことに決めた。現代ヘブライ語読みではあるが、発音は分かった。どのみち『聖書ヘブライ語』には目を通さなくてはならない。ならば、『ニューエクスプレス 古典ヘブライ語』は入門の入門としての役割をもう終えたのだということにしておこう。同じような内容の文法書を二冊通読するのは、さすがに草臥れる。
 急ぎはしない。今年中に終えたら万々歳だ。その後ヘブライ語聖書に挑戦し、だいぶ慣れてきたところで最後の語学として聖書アラム語に取りかかる、というのが理想だ。そこまでたどり着かないような気はするが。