本の覚書

本と語学のはなし

携帯解約


 あまりに使わないので携帯電話を解約してきた。引き止められるかと思いきや、あっさり手続きは進み、帰宅したときには既に使えない状態になっていた。


 本を買う。先ず安部公房の『砂の女』と『箱男』。前者は中学の時に読んだ。中学生の私に選ばせれば、中学時代のナンバーワンは『壁』になるだろうけど*1、その質感とはだいぶ違って、好きになれなかった記憶がある。『箱男』は未読。たしか鴻巣友季子が折に触れ読み返すと言っていた。再び安部公房に夢中になるかどうか、この作品が鍵を握りそうな気がする。
砂の女 (新潮文庫) 箱男 (新潮文庫)


 司馬遼太郎の『燃えよ剣』。『坂の上の雲』か『峠』を先にするつもりだったけど、短さに流されてしまった(とは言っても上下二冊だけど)。司馬は今、新聞小説を読むようにして読んでいる。職場に到着してから就業までの間にちょっと、夜中小難しい文学に疲れたらちょっと、到底司馬しか読めないような状態であればその時には大いに。
燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) 燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)


 いよいよ日本語版が出たキンドルの購入を前向きに考えている。
 日本語の本の選択肢はまだ大したことはなさそうだ。司馬遼太郎なんかがこれで読めたら重宝するのだけど。しかし、フローベールの原文がけっこう無料で入手できる(たまたまフローベールを検索しただけで、他にも無料もしくは恐ろしく廉価な古典はたくさんあるだろう)。これだけでも買う価値はあるかもしれない。
 私には紙への愛着がそれほどないようだ。目に優しく、付箋を付けることができて、検索も付箋や本文の語句から容易にできて、同画面で辞書を引くことができて、ぱらぱら捲ることができて、メモまで書き込めて、そのメモを他人と共有できるとしたら――どこまでキンドルでできるのか知らないが――今後は紙よりも先ずキンドルで買うことを考えるだろう。
 電子書籍をのめり込むようにして読んだ経験がないから、まだ懐疑的なところも残ってはいるのだけど。
Kindle Paperwhite (2012年モデル) Kindle Paperwhite 3G (2012年モデル)

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