本の覚書

本と語学のはなし

『こころの木版画』と『木版画入門』


高橋幸子『楽しさを彫る日々 こころの木版画』(日貿出版社)
◎池田宗弘『初心者のための木版画入門』(日東書院)
 昨日本屋で立ち読みした『こころの木版画』の旧版を借りてきた。技法を教えてくれる本ではないが、こんな風に彫れたら楽しいだろうなと思わせてくれる。後ろの方に宮澤賢治の童話を題材にした作品が載っている。賢治と版画の間には親和力がはたらいている。
 今は絶版になっているけど、『初心者のための木版画入門』はこれまでに見た版画の本の中でも一番のお気に入りだ。中世ヨーロッパのような趣き。


 文房具店で(画材店ではなく)はがきサイズの版木(2枚)、筆(1本)、絵の具(2本)、トレーシングペーパー(A4、50枚入り)を購入してきた。1500円くらい。あとはバレンとカーボン紙があれば、最低限の用意ができたと言えるだろう。
 しかし、いつ取り掛かるんだろう。


 暑くなってきた。これから集中力の続かない季節になるので、時間割は今までで最もシンプルな形に変えた。