高田祐彦訳注『新版 古今和歌集』、久保田淳訳注『新古今和歌集』上・下。職場では漢詩の代わりに和歌を読んでみようと思う。
- 作者:日本聖書協会
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: 単行本
Synopsis Quattuor Evangeliorum
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: ハードカバー
『口語訳 小型聖書』と『新改訳 小型聖書』。参照のために開くには小型の方が便利であるので、無駄遣いと思いつつも購入。
田川建三の訳注で言及される日本語訳は、新共同訳と口語訳と岩波訳のみである。彼に言わせれば、前二者以外には論ずるに足る日本語訳はない。岩波訳は単に新しいので一応扱うというだけのことで、実のところひどい訳だという。この人の悪口雑言はほとんど芸みたいなものらしい。聖書学に入り込むほどに、彼と岩波グループの関係にも習熟していくことだろう。
Kurt Aland『Synopsis Quattuor Evangeliorum』。ギリシア語本文の福音書共観表。これに新共同訳を添えたギリシア語‐日本語版(『四福音書対観表 ギリシア語-日本語版』)も売っているが、あまりに高価なので、7分の1の値段でギリシア語原典のみのものを入手した。古本だが状態は良い。異読もたくさんついているし、使いこなせるならば、ギリシア語‐日本語版(見たことはないけど)よりもずっと有益だろう。