本の覚書

本と語学のはなし

短歌

最終回【短歌の目】

短歌の目は今月がとりあえずの最終回だそうです。私の短歌づくりも、たぶんこれが最後になります。 それで今回はふざけることなく作ってみたのですが、宗教色が濃すぎるのでやっぱり参加はしないこととします。 最近の心境で一首。 ガタピシと満身軋む不惑で…

短歌?【短歌】

奥歯から剥がれて落ちたその顔にサイクス・ピコの夢のおごめき 短歌を趣味にしてみようかなと再び考え始めている。私には詩も小説も書けないから。 メモ紙の余白に足りる形式でただそれだけの理由しかない 本格的に学ぶ時間も気力もお金もない。好き勝手に我…

怠惰短歌【短歌の目】

今月もまた短歌の目様のお題を借りて短歌を作ってみました。前回ほどふざけてはいませんが、やっぱり参加は控えておきます。 その内怒られるかもしれませんね。すみません。今の内に謝っておきます。 1. シチュー ★今日のマシ チューインガムを踏んだ日は犬…

清少納言こそしたり顔 ―【第8回】短歌の目お題拝借―

第8回短歌の目のお題を借りて、久しぶりに短歌を作ってみました。しかし、詩を目指すものではなく、お遊びにすぎませんので、リンクをはるのは自粛しておきます。 1. 上様 便座上様子の変わる君を見て呪詛するべきを探しあぐねる2. まれ 君だってまれには大…

【第0回~第5回】短歌の目 自選10首

短歌は今月で一区切りつけようと考えておりまして、その記念に、今まで作った60首の短歌の中から10首選んでみました。最初の頃に作った歌は見るのも恥ずかしいですね。 今踏ん張れば短歌は一生の趣味となるのかもしれませんが、どうも私には堪え性がないよう…

ト音はゲーでジーはガンマで 振り返り

長くなりそうなので、二首だけ振り返ってみます。 1. 手帳 空(むな)手帳てちょう T 女照る日をΓ(かっこ)閉じ ト音は g ゲー で g ジー は γガンマ で 最初に断わっておきますが、括弧内の振り仮名は作者の提案する読みであって、確定ではありません。好…

ト音はゲーでジーはガンマで ―【第5回】短歌の目―

今回「手帳」と「花火」のお題を出させてもらいました。 手帳は年末(年度末)や新年(新年度)と関係のない今、あえて詠んでみてもいいのではないかと思いました。しかし、自分でリクエストしておきながらなんですが、とても作りにくかったです。訳の分から…

札束みたく束ねる 振り返り

1. 青 俺が自転車で向かったショッピングセンターの壁 煤けた青の 「自転車で俺が向かった」と語順をちょっと入れ替えれば無理なく五七五七七のリズムに乗るところですが、なんだかそれではいけないような気がしました。 青空のもと、曇り空のもと、雨空のも…

札束みたく束ねる ―【第4回】短歌の目―

自然を愛する心、家族を愛する心がないと、さすがに短歌を詠むのはきびしい。 6月のお題 1. 青 俺が自転車で向かったショッピングセンターの壁 煤けた青の2. 梅 もぎたてのにこげおひたる梅かたし むめかじりたしあをき毒ある3. 傘 雨傘がゴルフクラブであっ…

おそらく何もないのだらうよ 振り返り

1. うぐいす ラヂオから「うつくしすぎるうぐゐす嬢温泉旅情殺人事件」 湯の音をぱちゃぱちゃさせながら、鼻に掛かった声で朗々と「効能:神経痛、関節痛、五十肩、うちみ、慢性婦人病、糖尿病」とか読み上げてくれそうですね。 最後はもちろん波の音をバッ…

おそらく何もないのだらうよ ―【第3回】短歌の目―

この記事は6日にアップした後いったん削除したのですが、削除お知らせの記事に対して、「短歌の目」主宰の卯野さんから「スターなし、表示のみ、評不要のご参加でも大丈夫ですよー。」という優しお心遣いをいただきましたので、お言葉に甘えてスターなしのま…

【第2回】「短歌の目」自作振り返り

昨日朝早くに、はてな題詠「短歌の目」に出品した。だが一番ではなかった! 狙ってたわけではないけど。 題詠はとりあえずスピードを重視したい。今回は極端すぎたが、できれば3、4日の内には仕上げる。時間をかけてもよいものは出来そうにないし、早くアッ…

保険適用できかねます ―【第2回】「短歌の目」―

先月は短歌の入門書や雑誌を読んで題詠に参加すべきか否かあれこれ考えたのですが、結局、日常的であれ空想的であれ観念的であれ、五七五七七ならば短歌であるということにしてもらおうと勝手に決定しました。 今回は即興でほぼ推敲なしで行きます。 お題 1.…

【3月】はてな題詠「短歌の目」

▼先月から始まった題詠短歌、今月も参加します。 3月のお題 1.雛 鼻に紅つけて遊ばん雛祭り クレオパトラに鼻勝るとて*12.苺 苺とは母の乳首の如き実と 漢和辞典に諭さるるかな3.夕 夕闇が神殿つつむ幕となり 葬るだろう生ける屍4.ひとり言 雪隠の奥の個室の…

2月のお題 - はてな題詠「短歌の目」

▼いくつかのブログで拝見して、ふだん短歌を作るような趣味は全くないのですけど、少しは創作に手を付けたいと思っていたところですので、参加してみました。 ▼まとまりのないバラバラな感じになってしまいました。それに読み返すとどれも散文的で俗っぽくて…