短歌は今月で一区切りつけようと考えておりまして、その記念に、今まで作った60首の短歌の中から10首選んでみました。最初の頃に作った歌は見るのも恥ずかしいですね。
今踏ん張れば短歌は一生の趣味となるのかもしれませんが、どうも私には堪え性がないようです。
1. 白
「しろうるり」 とは何物ぞ 「さる物を我も知らず」と うそぶけ我よ
6. 羊
【ヘブライ語】シャローム:平和 【アラビア語】サローム:平和 羊は歌う
1. 入
トントンッ「入ってますか」トンットン「入ってますよ」「そうですか、では」
5. 摘
お客様 顔面摘出手術など保険適用できかねますが
4. 水
さざなみの明滅あをきおもかげに湖底をいそぐ水切りの石
10. 虹
あの虹のむらさきの弧の四五センチ外して罰の当たらぬものか
4. 曲がり角
蟻のゆく一本道に岩があり虚空に折れるその曲がり角
6. 紫陽花
なかぞらの虹の化石を溶かしきてさみだれはけふ紫陽花に染む
1. 手帳
空手帳 T 女照る日をΓ閉じ ト音は g で g は γ で
7. すず
山猫座超銀河団すずなりの海辺の町ゆ重き風吹く