本の覚書

本と語学のはなし

アベラールとエロイーズ ―愛と修道の手紙―/アベラール、エロイーズ

アベラールとエロイーズ―愛と修道の手紙 (岩波文庫 赤 119-1)

アベラールとエロイーズ―愛と修道の手紙 (岩波文庫 赤 119-1)

 本当に久しぶりに本を読み終えた。
 昨年の後半から、塾講師として再就職するべく、参考書や問題集や勉強法の本などには手を出していたが、それ以外の本は(外出先に持って行った『クリスマス・カロル』を除けば)まったく読めなかった。
 あまり久しぶりすぎて、しかも、あまりゆっくり読みすぎたせいで、感想をどう書いたらいいのかも分からない。とりあえず読み終えた。よかった。


 情報だけ少し。アベラールは中世の哲学者。エロイーズはその弟子。恋仲になって、結婚しようとしたところ、アベラールは襲われ、去勢されてしまった。二人は別々に修道院生活を送ることになる。書簡はその後に交わされたものである。
 引用も少しだけ。

必要以上の物はいわば盗んで持っているのも同然である。そして我々は、その余分なもので扶養し得たであろうだけの数の貧者の死にたいして責任があるのである。(p.330)

 これはアベラールの第八書簡より。